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01 知ってほしいLEDのこと

LEDの光度(cd)とルクス(lx)

光度(cd)とは

光度とは、特定の方向への光の強さを表します。
光源からは全方向に光がでていますが、その光束は全方向に均一にでていない場合もあります。たとえば、LEDは、その発光源の構造上、全方向に光は出せません。
そのような時に光度という考えが必要となります。光度の表す単位は、カンデラ(cd)で表記されます。1カンデラはローソク1本の明かりくらいとなります。またカンデラはルクス×距離²で求めることができます。ただし、この計算方法は均等点光源にしか成立しないので、大きい光源やレンズ・反射板を持った光源などではこの計算方法は成立しません。

ルクスとは

ルクスとは照度ともいい、1平方メートルの面積に1ルーメンの光束で照らされた時の光の明るさです。国際単位系で決められた単位であり、ルクスはラテン語のlux(光)が由来となっています。
ルクスの目安として月明りが1ルクス・ろうそくの炎が10ルクス・一般的な蛍光灯の明かりが400ルクスとなります。
 ルーメンとルクス少し似ていますが、ルーメンは照明器具自体の明るさを示すものであるのに対し、ルクスは照らされた面の明るさなので壁や床の反射率でも明るさが変わってきます。
人間が生活する上で照明は、非常に重要な関りをもっています。暗すぎても明るすぎても問題となります。
たとえば、労働安全衛生の規約では、作業環境に応じて必要とする照度基準をルクスを用いて定めています。


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