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UV(紫外線)の波長域の260nmについて、特徴と主な使用用途を教えてください。

UV(紫外線)の波長域の260nmは、UV-Cの一種です。

UV-Cは殺菌、除菌、消臭などに利用される波長域になります。波長域の260nmはその中でも、殺菌に効果を発揮する波長です。

200nm〜300nmのUV(紫外線)は、DNA、RNA、タンパク質に吸収される特性を持っています。そのため、このような波長域では吸収されたUV(紫外線)は、細胞壁を破壊し、DNA機能を排除するため、細菌を死滅させることができます。

その中でも、波長260nm付近のUV(紫外線)を殺菌線、あるいは殺菌放射と呼ばれ、より細菌や病原菌の殺菌や不活性化に効果があります。

また、例えば、UV接着剤の硬化に使用する場合、酸素阻害によって表面がべたついてしまう現象を抑制する効果もあります。

具体的には、

・コーターデベロッパの周辺露光用

・ステッパーの本露光用

・カメラモジュール製造装置のレンズ・部品接着用

・有機物除去用

・食品洗浄装置の殺菌・除菌用

・脱臭用

・樹脂成型用

・レーザーメス用

・害虫対策用

以上の用途で、UV(紫外線)の波長域の260nmは使用されます。

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