石英ガラス
石英ガラス(せきえいガラス)とは、主成分として二酸化ケイ素(SiO2)をからつくられるガラス材料です。石英ガラスは非常に高い純度で作られ、他の成分や不純物がほとんど含まれていません。そのため、石英ガラスは非常に透明で、光の通過性が非常に高い特性を持ちます。
石英ガラスは、高い耐熱性と耐薬品性も備えており、高温や腐食性のある環境においても安定して使用できます。また、石英ガラスは電気絶縁体としても優れており、高い絶縁性能を持つ特性があります。
これらの特性から、石英ガラスはさまざまな産業分野で広く使用されています。光学機器、科学研究、半導体製造、化学工業、医療器具、環境計測などの分野で利用されています。レンズ、光ファイバー、試験管、窒素酸素センサー、高温炉の窓など、石英ガラスの優れた透明性と耐性を活かした製品や部品が開発されています。